息子たちの新たなる旅立ち。 | 未来日記2

息子たちの新たなる旅立ち。

今夜、長男R15と次男S4はオーストラリアのメルボルンに旅立ちました。

東京からの避難というよりも、
より有意義な春休みを過ごしてもらうためです。
R15にとっては、留学準備&ラグビーの練習という側面もあります。


ステイ先は、親友の家。
オーストラリアンの彼は、15歳の時に我が家にホームステイに来ていたんです。

それから約20年。
兄弟のように変わらずずーっと仲の良いままですが、
まさかぼくの息子が彼と同じ15歳の時に
逆にオーストラリアに行くとは思いもしませんでした。
運命って奇遇ですね。


彼は日本語が本当に堪能なので、
仕事で東京に赴任していました。
(ちなみに奥さまは日本人、子供二人ね)

しかし本国から帰国勧告が出たというので、
そのタイミングで一緒に連れていってもらったのです。

そういうことなので、親としては何の心配もないのです。
むしろ当然のようにスカっと引き受けてくれた彼ら夫婦の優しさに、何と感謝していいのやら。


懸念だったのは、次男のS4。
彼は超々甘ったれで、今まで外泊をしたこともありません。
それがいきなり親抜きで、兄貴と外国。

空港では最後に大暴れするだろうと想定していました。
行きたくないーっ!ってね。

でもそれは、いらぬ心配でした。

「行ってくるね」と言って、
いつもよりも強く抱きついてきました。

ぼくは笑顔で「いってらっしゃい!楽しんでな!」
と声をかけようと思いましたが、
声を発した瞬間に涙が溢れでそうだったので、
結局何も言えませんでした。
無言で抱きしめるしかできませんでした。
その時はもう泣いていました。

そして彼は最後まで大きく手を振って、
少しだけ笑いながら、
少しだけ無理に笑いながら、
兄貴と一緒に旅立っていきました。


嬉しいことなんですけど、
ただただ、寂しい。

別に今生の別れじゃありませんから、
悲しくも辛くもないんです。
ひたすら純粋に、寂しいだけなんです。

そういうときは、嗚咽はしませんね。
そーっと涙が溢れるだけ。

本当に力を振り絞って涙を押さえ込んでいるK38。
彼女は本当に強い。
毎日子供たちと一緒にいて、
ぼくよりはるかに寂しいはずのK38が我慢しているのに、
ぼくは本当に弱っちい。
本当に弱い男でダメな父親で旦那です…。


子供の成長は早いです。
いつの間にか、親が思っているよりもしっかりしているんです。

R15を見ていてそれはわかっているつもりだったけれど、
まだ4歳の次男の立派に旅立つ姿を見て、
またあらためて実感することができました。

もともと仲の良い家族ではありますが、
一時離れることで、より絆が深まる気がしています。


今月末には帰国予定。
あの年の離れた兄弟は、どれくらい成長しているんだろうか。
間違いなく、今日までの彼らとは違うんだろう。

今から楽しみで仕方ありません。

追記:
実は今日は、R14が15になった日。
15歳の誕生日に旅立ったんです。
イイね!